営業の勉強で非常に重要なポイントと学び方
今日も竹村文利が営業マンとして経験からいろいろと語っていきます。
長年営業をやっていると、次のような質問をされることがあります。
「営業の勉強はどのようにすれば良いのでしょうか?」
「もっと営業がうまくなるためにおすすめの本はありますか?」
「営業スキルはどうすれば上がるでしょうか?」
どれも竹村文利自身が若い時に考えていたことなので、これは営業マンであるなら誰もが通る道なのかなと考えました。
先に挙げたような、営業がうまくなるにはどういった勉強をしたら良いのかという質問に対してまず言っておきたいことは、「アウトプット前提」で勉強するようにということです。
たくさん本を読むことや、先輩や同僚に教えてもらってメモをとるなどはするものの、肝心のアウトプットが足りないせいであまり学んだことが身に付かず、営業成績アップにつながらないというパターンは多くあります。
営業とは様々な方とコミュニケーションを取ることが主な仕事でもあるので、いかに相手に届きやすく、相手が返しやすい言葉のボールを投げられるかが重要です。
つまり、インプットするばかりでなく、アウトプットすることを意識して勉強する必要があります。
では、実際の勉強方法はどのようなものがあるかというと、本を読むことやセミナーに参加すること、その他には研修会に出席することなどが挙げられます。
これらの勉強方法は全て、椅子に座って机に向かって行う勉強方法です。
もう1つ、非常に重要かつ効果が高い勉強方法は、「現場」での学びを意識することです。
これはどんな職種にも同じことがいえると思いますが、学びが一番あるのは「現場」です。
現場に臨む意識一つで、営業マンとしての力の伸び方は大きく変わってきます。
例えば、営業マンにとって非常に有効な学びは、お客様からの情報です。
営業はただ単に注文を獲得する仕事ではなく、お客様の課題を解決する仕事でもあります。
そのため、現場で接するお客様の悩みや課題を知ることは非常に重要なことであり、その悩みや課題をいかに解決するかを提案することが、営業マンの腕の見せ所です。
また、営業をしていると同僚が注意を受けることや、時には怒られていることもあると思います。
そんな時は我関せずではなく、同僚への説教内容を盗み聞きしてみましょう。
なぜなら、自分も同じ過ちをするかもしれないからです。
説教内容を盗み聞きしていれば、その分の失敗を未然に防ぐことが出来ますし、「なるほど」という学びにもなります。
以上のことから、営業の勉強には本やセミナーなどを利用して、営業に必要な知識をインプットするとともに、お客様からの情報や同僚に対する上司の説教など、現場で得られる学びにもアンテナを張っておくようにしましょう。
そして、インプットした知識は実際に現場でアウトプットし、自分の力として定着するようにしていきましょう。
そして、もう1つ大事なことがあります。
それは、分からないことは分からないと、素直に言うことです。
勉強においては、わかったつもりやわかったふりが一番の敵です。
分からないことは恥ずかしがらずに正直に言えば、思いのほか快く教えてもらえるものです。
そして、分からないと正直にいうからこそ自分に足りないものが明確になり、新しく知識を身に付けることができるのだといえます。
それでは竹村文利がお届けしました。