「営業マン」に役立つ豆知識ブログ

ブログ運営者:竹村文利(1985/10/25)。関東勤務の会社員です。現在まで10数年”営業職”というものに就いてきて「営業マン」に必要なことは何か、先輩から教えてもらったことや自身が学んできたことを振り返るブログです。新卒の方や営業職で悩んでいる方の参考になれば幸いです。

中小企業の営業マンの実情

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今日も竹村文利が、営業マンとしての経験からいろいろと語っていきます。

 

中小企業と大企業では仕事の仕方が大きく異なる場合がありますが、営業という仕事でも大企業と中小企業では仕事の仕方が異なります。大企業の場合、仕事の分業化が明確なことから営業の仕事だけに専念し、ほかの部署の仕事については仕事の仕方はもちろん仕事内容も把握していない場合があります。

一方で中小企業の営業マンは商品の販売に新規顧客の開拓といった営業の仕事のほかに見積、契約、商品企画に販売計画立案といった経理業務、事務業務も行っていることが多く、常に資金繰りを考えて仕事をしている傾向にあるほか、企画業務も行うこともあります。中小企業の営業マンの仕事の範囲は幅広いのです。

 

中小企業の営業マンは営業以外の幅広い範囲の仕事をするため、幅広い知識を得ることや経験を積むことができ、スキルアップすることができることからやりがいを感じる人もいます。竹村文利もどちらかというと後者で、営業以外の仕事にも興味がある方です。

自分の意見が企画の中に取り入れられ、商品開発に活かされるというのは、営業活動で成約したときのやりがいとは異なる物を作るやりがいや楽しみを感じることができます。また営業以外の知識や経験は、仕事をしていく上で選択肢を増やすことになります。

幅広い知識を持っていれば転職時に営業以外の仕事を考えることができますし、もちろん幅広い知識や経験は営業として転職するときに有利です。

 

ただ、そうしたメリットの一方で、中小企業の営業マンは、通常の営業活動に加えて様々な仕事をしなくてはならないため、その分忙しいという中小企業も多いことは確かでしょう。企業によっては通常の営業活動以外の業務に時間が割かれてしまい、人手不足状態になっているところもあるようです。

しかし、中小企業の営業マンは、しんどい、つらいといったネガティブなイメージがもたれてしまっているところは、企業の数の問題でしょう。日本には約400万社の企業があり、そのうちの99.7%が中小企業です。中小企業の数が圧倒的に数が多いため、ネガティブな情報も多くなってしまうのです。中小企業の中にも高い技術力を持ち、やりがいを持って仕事ができる企業も多くあります。

 

大企業でも中小企業の営業マン以上に忙しい場合がありますし、収入の面についても年功序列ではなく歩合制の中小企業などの場合、成果にあわせて大幅に収入アップすることもできるため、大企業と中小企業で収入に大きな開きがあるとはいえず、中小企業の営業マンは、必ずしもネガティブばかりではないのです。

 

しかし、営業の仕事に専念したい人は営業以外の仕事をストレスとして感じてしまうため、その点では、中小企業よりも営業の仕事に専念することができる大企業を選択した方がよいでしょう。

新人教育という点では、中小企業は資金面でも人員面でも余裕がないため新人教育をする体制が整っていないところもあるようです。その点大企業は新人教育のシステムが確立しているところが多く、基本から学ぶことができます。

 

それでは竹村文利がお届けました。