大手企業と中小企業どちらが良い?
今日も竹村文利が、営業マンとしての経験からいろいろと語っていきます。
営業マンを目指すとき、ほかの会社に転職を考えるとき、中小企業と大企業のどちらがよいか悩ましいところです。営業に関わらず、中小企業と大企業では働き方が異なります。
営業の仕事でも中小企業と大企業では仕事の内容が異なるところがあります。例えば大企業は営業はブランドという看板を持って仕事をすることができますが、中小企業はお客様との信頼関係を築きながら仕事をします。大企業はブランドで、中小企業は心で仕事をするといった言い方をする人もいますが、実際にそのような状態です。営業マンを目指すとき、ほかの会社に転職を考えるとき、中小企業と大企業のどちらがよいかは、中小企業と大企業の働き方の違う点を知った上で検討した方がよいでしょう。
中小企業と大企業の営業マンの仕事の内容の一番の違いは、仕事の範囲といえます。大企業の営業マンが営業の仕事のみに専念することが多いのに対して、中小企業は経理や事務作業などもあわせて行っているが多く、さらに資金繰りについて常に考えて仕事を行っています。大企業は、仕事の中の営業という一部に関わるだけなのに対して、中小企業は仕事全体に関わるといってよいでしょう。
そのため中小企業の営業マンは潰しがきくといわれています。営業以外の仕事についても知識やスキルがあるため、営業以外の仕事をするという選択肢ができるのです。昔と違って会社が生涯を保障してくれることは少なく、大企業とはいえ、いつ経営不振になってリストラがあるか知れない時代です。潰しがきくというのは大きなメリットといえます。
自分の希望する仕事ができる確率は、大企業よりも中小企業の方が大きいといえるでしょう。大企業に入っても希望する仕事ができないわけではありませんが、大企業は様々な事業を展開しており社員数も多く、多くの部署があってそこで不足を補うように人が配属されるため、営業マンを目指して入社しても総務や企画に配属されてしまったというケースもあります。
すでに営業マンとしてキャリアやスキルがある場合は、前職を活かした部署に配属される可能性が高いのですが、そうでない場合は大企業では希望通りにいかないことが多いのです。
そのほかに中小企業の方がルールに縛られずに仕事ができる、社長や役員などとも話すことができる、決裁権を持った人と直接話をすることができるため、仕事が早くできるといったメリットもあります。竹村文利も仕事をしている上で、何段階も承認を得なくてはならないため時間がかかり、承認を得るために様々な人に働きかけ、承認を取るだけで疲れてしまったといった経験が何度もあります。中小企業の方がそうした苦労が少ないといえます。
このように書くと中小企業の方が魅力的のように思えますが、大企業には大企業の良さがあります。大企業は社内教育システムができているため、基本をしっかり学ぶことができますし、経験豊富な営業マンなど、社内で様々な人と接することができます。
また大企業と中小企業ではやはり会社の安定は大企業の方がありますから、安心して働けるというメリットもあります。福利厚生など待遇についても大企業の方が整っています。そして大企業はやはりブランド力がありますから転職などにも有利です。
それでは竹村文利がお届けました。